今までに10台以上のiPadを学校・プライベートで使ってきた筆者が、おすすめのiPadを
「サイズ」「スペック(性能)」「価格」の3つの視点から解説していきます。
さらに、学校の先生は2万円近くお得に買う方法があるので、その方法もお伝えします。

おすすめはiPad Air
早速ですが、教員におすすめのiPadは、
iPad Airです。
ストレージは64GBで問題ありません。
ただし、Apple Pencil第2世代は必須です!
その理由について、解説していきます。

サイズ
現在、iPadは小さいものから順に 8.3インチ、10.2インチ、10.9インチ、11インチ、12.9インチが発売されています。画像左から、iPad mini、iPad、iPad Air、iPad Pro 11インチ、iPad Pro 12.9インチです。
私は全サイズを使ってきているので実際の使用感を元に解説していきます!
iPad mini (8.3インチ)はおすすめしない
持ち運びのことだけを考えれば明らかにiPad miniの8.3インチが良いでしょう。
しかし、学校で使う場合8.3インチはあまりおすすめできません。
その理由は、
作業できるスペースが狭すぎる
これに尽きます。
教材研究や教材作成、名簿の管理を行うことを考えると7.9インチはあまりにも小さいです。
学校で使うなら10.2インチ以上を買うべし
最低でもiPadのサイズは10.2インチ(無印iPad)以上が必要となるでしょう。
効率的に仕事をこなすために、SplitViewという画面分割機能を使う上でもある程度のサイズは必要になります。
10.2インチもあれば、画面を2つに分けて使ってもストレスなく使えます。

また、40人弱の名簿を表示させても、やや小さいものの問題なく読むことができるでしょう。
参考までにサイズ感をお伝えすると、iPad AirはB5用紙とほぼ同じサイズです。

スペック
実はiPadの性能は画面のサイズとは関係がありません。
CPUスペックの低い順に並び替えると、
iPad < iPad mini < iPad Air = iPad Pro |
となります。
性能の良い方がいいのは当たり前なのですが、純正アプリの使用や手書きアプリの使用程度であれば、一番性能の低いiPadでも十分すぎる性能を持っています。
iPadとiPad Airの比較表
iPad | iPad Air | |
CPU | A13 Bionic | M1 |
接続ポート | Lightning | USB TypeC |
最大ストレージ | 256GB | 256GB |
フルラミネーションディスプレイ | × | ○ |
反射防止 コーティング |
× | ○ |
広色域 ディスプレイ(P3) |
× | ○ |
True Tone ディスプレイ |
○ | ○ |
バックカメラ | 8MP | 12MP |
Apple Pencil | 第1世代 | 第2世代 |
Smart Keyboard | ○ | ○ |
ディスプレイ
一番安い無印iPadはフルラミネーションディスプレイではありません。
フルラミネーションディスプレイとは、ガラス、タッチセンサー、液晶までを一体化してガラス表面から液晶までの隙間を最小限にされたもののことです。
すなわち、無印iPadはガラス表面からディスプレイまでの間に少しだけ隙間があります。
iPad Proのディスプレイと比較
まずは、無印iPadのディスプレイをご覧ください。ガラスと液晶の間に隙間があり、黒い部分が目立っています。
続いて、iPad Proのディスプレイをご覧ください。わかりやすいように、画面にApplePencilを設置させていますが、ガラスの厚さが分からないほどだと思います。
わずかな隙間ですが、ApplePencilでの描き心地には大きく影響します。
ApplePencil
iPad Airは第2世代のApplePencilに対応しています。
第2世代はiPadの側面に磁石でくっついて充電でき、ダブルタップでツール切り替えなどの機能があります。
第1世代はキャップを外してiPadに挿して充電しなければならず、充電切れを起こしやすいなどのデメリットがありました。
ストレージは64GBで十分
私は学校用iPadを6年ほど使って、写真やアプリのデータは全てiPadに保存していますが、使用済ストレージは40GB程度です。
これを踏まえると、64GBもあれば十分長く使えるのではないでしょうか。
もしストレージがいっぱいになってしまっても、クラウドサービスやUSBメモリ、パソコンに写真データなどを移動することで対応可能です。

セルラー機能はあった方がいいが、なくても良い
セルラー機能とは、iPadのみでインターネット通信ができる機能です。
セルラーモデルとWi-Fiモデルでは本体価格に約1万5千円の差があり、セルラー契約をすると格安SIMでもさらに毎月数百円の通信量がかかります。
では、セルラーモデルの何がいいのかというと、
Wi-Fiがなくてもネットに繋がる
iPadの位置情報を把握できる
遠隔でロックをかけられる
この3つが大きなポイントです。
私物のiPadを学校のインターネットに接続することは基本的に無理でしょう。
よって、インターネットに接続して教材集めなどをしたい場合にはセルラーモデルがおすすめです。
また、セルラーモデルはGPSがついているのでカーナビとして使用することもできます。
私はセルラーモデルを購入し、楽天モバイルを契約しています。
絶対にあってはならないことですが、もしもiPadを紛失してしまった時にセルラーモデルであれば、どこにiPadがあるのかが他のデバイスから把握できます。加えて、遠隔でiPadを紛失モードにすることでロックする事やデータを削除することができます。
【追記】
iOS13からWi-Fiモデルでも近くのiOSデバイスと通信をして遠隔ロックや位置情報の確認が可能になりましたが、精度はかなり低くほぼ使えませんでした。

価格
価格も画面サイズと比例しない部分があります。
iPad mini | iPad | iPad Air | iPad Pro11′ | iPadPro12.9′ | |
価格(税込) | 59,800円〜 | 39,800円〜 | 74,800円〜 | 94,800円〜 | 129,800円〜 |
最安値は、iPad Wi-Fiモデル 64GBの39,800円です。
ただし、以下の方法を使うことでiPad Airが実質約2万円引きで購入することができます。
学校の先生がお得にiPadを購入する方法
3月5日時点で、iPad Airが約2万円お得に購入できる方法をご紹介します。
楽天市場でAppleギフトカードを購入する
11月から楽天市場で「Appleギフトカード」が販売されています。
このギフトカードはAppleストアでの購入にも使用することができ、購入金額に応じて楽天ポイントが付与されます。
初めて購入する場合は購入制限がありますが、「ショップ買いまわり」キャンペーンや楽天サービスの利用で10%ポイント還元も十分狙えます。
ギフトカードは詐欺も横行しているので、必ず楽天公式販売店から購入しましょう。

楽天リーベイツ
AppleStoreのサイトに行く前に、楽天リーベイツというポイント還元サイトを経由することで購入金額の最大5%※が楽天ポイントでもらえます。※楽天スーパーセール期間中など
iPad Airは最大で約5,000円分となります。
新型のiPad(第9世代)など対象外の商品もありますので、必ず楽天リーベイツのポイントバック対象条件を確認してください。
初売り・新学期キャンペーン
Apple Storeでは毎年1月2日に初売り、3月頃には新学期キャンペーンを実施しており、対象のiPadやMacを購入することでギフトカードがもらえます。
iPad Airの場合、12,000円分のギフトカードがもらえます。

教職員割引
値引きをほとんどしないAppleですが、学生・教職員はiPadやMacが常に安く買えます。
Apple Storeの一番下から「学生・教職員向けストア」専用ページに飛べます。
学生・教職員向けストアで購入するときのiPadの価格は以下の表の通り。
iPad | iPad mini | iPad Air | iPad Pro11′ | iPad Pro12.9′ | |
価格 (税込) |
36,800円〜 | 53,800円〜 | 68,800円〜 | 88,800円〜 | 117,800円〜 |
iPad Airは6,000円引きになります。
ApplePencil第2世代も学生・教職員向けストア1,100円引きになります。
オンライン上では特に証明書類の提出などはなく、スムーズに買い物ができます。
※実店舗のAppleStoreでは、学生証・保険証などの提示を求められます。
値引きまとめ
iPad Air 通常価格 | ¥74,800 |
新学期キャンペーン | -12,000 |
Appleギフトカード 楽天ポイント還元(5%) |
-3,179 |
楽天リーベイツ(1%) | -635 |
学生・教職員ストア | -6,000 |
値引き後価格 | ¥52,986 |
さらに、学生・教職員向けストアではApple Pencilが1,100円引きで購入できます。
購入手順
しっかりと値引きされた価格で購入するための手順をご紹介します。
楽天市場でAppleギフトカードを購入
楽天リーベイツにアクセスする
(ログインまたは登録が必要)
楽天リーベイツからAppleStoreへアクセスする

学生・教職員向けストア」ページへ行く
iPad Airのみ購入する
(新学期キャンペーン期間外はApplePencil等と一緒に購入してOK)
ギフトカードを利用してApple Pencil第2世代を購入する
iPad Air購入後にメールで送られてくる新学期キャンペーンの12,000円分のギフトカードは、Apple Storeでしか使えないので、iPad Airのみ購入した後にApple Pencilの購入資金として使いましょう。
3つのおまけ情報
iPad Air購入にあたって、知っておいて欲しい3つのおまけ情報をご紹介します。
AppleCare +に入るべし
AppleCare +は購入時、もしくは購入から30日以内にのみ加入できる保証サービスです。
この保証は加入時に6,700円(+税)が必要となります。
AppleCare +に加入しておくと、落として画面を割っても4,400円(税込)で新品に交換してもらえます。(購入から2年間で2回まで)
ちなみに、AppleCare +に加入していないと44,800円もの修理費用がかかります。
基本的には修理をすすめられますが、電話で「エクスプレス交換してください」と伝えれば翌日には新品が届きます。
しかも、同時期購入のApple Pencilも保証対象になります。(修理費用3,400円)
個人的には、ガチガチにケースで守って使いづらくするくらいなら、スマートにガシガシ使って新品に交換する方がいいと思っています。

ApplePencilは必須
教職員価格で13,400円(+税)もしますが、Apple Pencilは絶対に購入しましょう!
タッチペンなんてなんでもいいと考えてはいけません。
安定性抜群、手が画面に触れても問題なし、遅延ほぼ0、ラグほぼ0、充電長持ちの純正スタイラスです。
それくらいApple Pencilは必需品であると思っています。

Apple製品はリセールバリューが高い
購入に踏み切るためにひとつお伝えしたいことがあります。
それは、Apple製品のリセールバリューはとても高いということです。
つまり、Apple製品は中古の需要も高く、高値で買い取ってもらえる可能性が高いということです。
Apple Care+のエクスプレス交換サービスで新品に交換してから、メルカリなどに出せば2年前のモデルでも元値の半額以上で売れます。
まとめ
私はiPadを使うことで情報を一元化でき、効率的に仕事ができるようになりました。
今ではiPadなしの仕事は考えられません。
初めてiPadを買う人でも普段iPhoneを使っている方なら、難なく使えると思います。
