以前に、iPadで仕事を効率化させる活用術をご紹介させていただきました。
今回は、授業中におけるiPadの活用術をご紹介させていただきます。
皆さんのiPadを使った授業づくりのヒントになればと思います。
目次
書画カメラ代わり
まずは、iPadのカメラを活用する方法です。
教育現場では、よく書画カメラを使いますが使い勝手が悪いですよね・・・
露出やピント設定がしづらい
画角の調整がしづらい
一方、iPadは
露出・ピントは自動
画角調整も楽ちん
高画質で撮影
このように、iPadであれば書画カメラのデメリットを一気に解決できます。
iPadを書画カメラの代わりに使うメリットはほかにもあります。
机間指導しながら撮影できる
書画カメラは、電源を必要とするため場所が固定されてしまいます。
しかしiPadは持ち運びが自由にできるため、机間指導中に子どものノートやプリントをさっと撮影しておき、必要な場面で接続して提示することができます。
撮影時はシャッター音のでない無音カメラを使用すると、他の子どもの集中力が切れずに済みます。
シンプルカメラ
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Apple Pencilで書き込みができる
書画カメラに映しながら、赤ペンで添削することもあると思います。
しかし書き込んだ文字が小さかったり、書いている時に手が邪魔で見えなかったりします。
その点、iPadであればApple Pencilを使うことで、必要な箇所のみ拡大表示もできます。
ペンの太さや色も、必要に応じて変えることができます。
iPadを書画カメラ代わりに使う方法
iPadを書画カメラとして使うには、テレビやプロジェクターに接続する必要があります。
iPadをテレビやプロジェクターに接続する方法は、大きく分けて2種類あります。
- ①AppleTVなどに無線接続する方法
- ②変換アダプターで有線接続する方法
Apple TVは以下のように無線で変換アダプターは以下のように有線で接続できます。詳しい使い方や、必要なものは以下の記事で紹介しています。
NHK for Schoolで動画再生
続いて、動画教材を無料で配信しているNHK for Schoolについてです。
以前はDVDを購入して再生していた方が多いと思いますが、今では専用アプリがあり、iPadやスマホから再生することができます。
NHK for Schoolで配信されている動画は、教育現場においては録画やスクリーンショットが許可されています。
iPadはコントロールセンターから画面収録ができるので、事前に必要な部分を録画しておくと便利です。
NHK for School
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おすすめの番組は以下の記事にまとめてあります。
音楽を再生する
iPhoneで音楽が再生できるように、iPadでもミュージックアプリから音楽を再生することができます。
合唱練習で使う伴奏のCDをiPadに取り込んでおけば、いちいちCDデッキの準備をする必要はありません。
また、国語の判読CDなども入れておくと便利なので試してみてください。
ただし、iPadの音量はやや小さいので、以下のようなBluetoothスピーカーをおすすめします!
教科書に書き込みながら説明
iPadはApple Pencilと手書きアプリを導入することで、一気に幅が広がります。
ApplePencilと手書きアプリを使った活用法の一つに、iPadのデジタル教科書化があります。
教科書をスキャンして、PDFにしたものを手書きアプリに取り込みます。
そして、テレビやスクリーンに映し、ApplePencilで書き込みながら解説をしていきます。
イラストや写真も挿入できるので、視覚的に捉えやすくなります!
自作の教材を使用する
iPadには様々なアプリがあります。
プレゼンアプリや、イラスト作成アプリ、文書作成アプリなど。
これらのアプリを活用することで、子どもたちの実態に合わせた、よりわかりやすい教材を作成することができます。
こちらは、iPadの無料アプリKeynoteを使って作成した教材です。
このような教材も、iPadを使えば簡単に作成できます!
詳しい使い方は以下の記事を参考にしてください。
教育アプリの活用
教材を作成するアプリだけでなく、そのまま授業で使えるアプリも多々あります。
漢字の書き順を確認するアプリや、体育で自分のフォームを確認できる遅延カメラアプリなど、様々なアプリがあります!
常用漢字筆順辞典
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コソ練カメラ
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このほか各教科で使用できるアプリをまとめた、以下の記事を参考にしていただければと思います。
まとめ:iPadの可能性
今回は私がよく授業で行っている、iPadの活用法をご紹介しました。
冒頭で紹介したように、予定の管理や教材研究など、iPadの可能性はとても大きいです。
学校規模でiPadを導入すればさらにできることは増えるでしょう。
休校が長期化することで、ICTの必要性が再認識され始めていますが、まずは教員側が使えるようにならなければなりません。
この機会に、ICTの活用法についても研究を進めていけるといいのかなと思います。