この記事では、AppleWatch(アップルウォッチ)は実際の生活において どのようなことができるのかを説明していきます。
あなたがAppleWatchを買ったらどんな生活が送れるようになるのか、想像しながら見てください!
長文なので目次を見るだけでザッとわかるようにしてあります!気になるものがあったら目次からジャンプしてください!

目次
- 1 時計としての機能+α
- 2 通知の確認
- 3 Siriの使用
- 4 電話
- 5 メッセージ(SMS)
- 6 メールの送受信
- 7 カレンダーで予定確認・追加
- 8 リマインダーの確認・作成
- 9 Apple Pay・Suicaなどのキャッシュレス決済
- 10 心拍数の測定・記録・警告
- 11 アクティビティの測定・記録・共有
- 12 ワークアウトの測定・記録・共有
- 13 呼吸を整える
- 14 座りっぱなしを警告
- 15 転倒検出・自動通報(Series4以降)
- 16 月経の周期記録
- 17 音楽再生
- 18 曲名検索
- 19 環境音測定
- 20 ボイスメモ
- 21 天候の確認
- 22 紫外線指数の確認
- 23 マップ
- 24 コンパス(Series 5以降)
- 25 株価チェック
- 26 計算機
- 27 iPhoneのカメラを遠隔操作
- 28 写真を見る
- 29 iPhoneを探す
- 30 懐中電灯
- 31 iPhoneの着信音を消す
- 32 iPhoneのKeynote操作
- 33 Macのロック解除
- 34 様々なアプリの使用
- 35 まとめ:こんな人におすすめ
時計としての機能+α
AppleWatchというくらいですから、当然 時間の確認ができます。
そのほか、アラーム(バイブレーションあり)、ストップウォッチ(アナログ・デジタルあり)、世界時計もあります。
アラームなどはバイブレーションだけで通知する事もできるので、外で使う時には非常に便利です。
また、日の出・日の入り時刻なども確認できます。
ただし、Series4以前のモデルを時計として使うには やや難点があります。
それは、画面タップ、ボタンを押す、手首を返さない限り画面が点灯しないのです。
チラッと時間を確認したい人にはやや不便ですね。
Series 5から常時点灯が可能になりましたので、どうしてもという方はSeries 5以降のモデルをおすすめします。
通知の確認
AppleWatchで、一番ありがたい機能がiPhoneの通知を反映してくれる機能です。
着信、メール、メッセージ、LINEをはじめとするSNSなどiPhoneに届く通知は全てAppleWatchで確認することができます。
AppleWatchで確認し、急用のものにはすぐに対応するという棲み分けもできます。
また、AppleWatchではTwitterだけ通知させない、などのアプリ別設定も可能です。
Siriの使用
iPhoneでお馴染みのSiriですが、AppleWatchでも使うことができます。
AppleWatchでできることは限られますが、音楽の再生や電話の発信、メッセージの送信などもできます。
AppleWatchは手首にあるため、手軽にSiriを使えるようになります。
私はタイマーの設定や運転中に音楽を変更するときなどによく使っています。
電話
続いては「電話」です。
AppleWatchにはマイクとスピーカーがついているため、セルラーモデルでなくてもiPhoneと接続されていれば電話ができます。
とは言っても、AppleWatchで電話をすることはほぼありません。
外では周りの目が痛い!笑
家の中で、家事をしていて手が離せないときくらいでしょう。
以前、事故に遭って動けない時にAppleWatchで119に電話できた、というニュースを聞いたことがあります。そのような緊急時には活躍してくれそうです。
メッセージ(SMS)
AppleWatchからメッセージ(SMS)を送ることができます。
基本的には、届いたメッセージに返信をするといった使い方になりますが、音声認識、定形文、絵文字が入力できます。

メールの送受信
メッセージと同じように、メールの確認と簡単な返信ができます。
カレンダーで予定確認・追加
AppleWatchにはiPhoneに登録されている予定を確認することができます。
AppleWatch用カレンダーアプリもたくさん出ており、小さい画面でも確認しやすい工夫がされています。下の画像はFantastical2というアプリです。
また、Siriを使うことで予定の追加もできます。
リマインダーの確認・作成
カレンダー同様にリマインダーも確認することができます。
同じくSiriを活用して、リマインダーの作成もできます。
AppleWatchでカレンダーやリマインダーを使用するメリットとしては、通知を見逃さないということでしょう。
手首が振動するため、せっかくセットしたリマインダーの通知そのものを逃すということがありません。
Apple Pay・Suicaなどのキャッシュレス決済
AppleWatchにはiPhone同様にApple Payが搭載されています。
したがって、クレジットカードを登録しておくことで簡単にお会計ができます。
さらに、Suicaも対応しています。
※SuicaはiPhoneとAppleWatchで別のSuicaとして登録されます。(残高の共有不可)
心拍数の測定・記録・警告
続いては、AppleWatchの代名詞ともいえる心拍数の測定機能です。
5分に1度心拍数の測定を行い、iPhoneに記録してくれます。
安静にしているにもかかわらず、高心拍であったり逆に低心拍すぎると通知してくれます。
この機能により、命を救われた人が多いようです。
近いうちに、Series 4以降のモデルで心電図測定が日本でも可能になると言われています。
そして、Series 6では血中酸素濃度も測定可能になりましたね。

アクティビティの測定・記録・共有
AppleWatchは常に手首に身につけているため、精度の高いカロリー計算や運動量の測定が行えます。
歩数はもちろん、歩行距離、階段で登った階数、消費カロリーが正確に記録されます。
もちろんiPhoneに自動転送されますので、あとで確認することもできます。
また、1日の運動量の目標に対してどれほど達成できたかを示す、アクティビティリング(赤・緑・青のリングが1周すると目標達成)という機能によって運動促進にもつながります。
さらに、AppleWatchを持っている人同士でこのアクティビティを共有することができます。友人がどれほど頑張っているかがわかるため、楽しみながらも継続することができます。
両親・祖父母の健康管理にも
このアクティビティの共有をうまく使うと、離れて暮らしている両親や祖父母の健康を確認することができます。
AppleWatch Series4以降では転倒検出機能もついているため、もしもの時にも安心できますね。(SECOMなどのセキュリティより安価に済ませられる利点も)
親孝行の一つとして、AppleWatchをプレゼントしてみてはいかがでしょうか?
AppleWatch SEは安価で、iPhoneを持っていない人でも使用可能です。
ワークアウトの測定・記録・共有
私がAppleWatchを特におすすめしたい人は、ランニングやウォーキングをはじめ、スポーツやトレーニングをしている人です。
AppleWatchは様々な種目のワークアウトを研究し、正確なデータ取得ができるように設計されています。
ランニングであれば、ペース、平均ケイデンス、上った高度、心拍数、ルート(ペースによって色分け)、走行距離、カロリーなどが記録されます。
走っている途中で、ペース配分のアドバイス等もしてくれます。
ジムのマシン(GymKit対応マシンのみ)と接続して記録をとる事も可能です。
呼吸を整える
ストレスの多い現代ですが、ストレスの低減やリラックスには深呼吸が良いと言われていますね。
AppleWatchの「呼吸」アプリでは設定した時間の間、呼吸を意識して整えることができます。この機能により、心の面でも健康的になろうというものです。
座りっぱなしを警告
デスクワークが主な方は、気付いたら3時間座りっぱなしという事も少なくないでしょう。
しかし、座りっぱなしでは血流が悪くなり体に様々な影響を与えます。
AppleWatchには、1時間に1度立ち上がることを促すスタンドリマインダーという機能があります。
立ち上がった回数は、アクティビティリングに記録されていきますので、目標を達成しようというモチベーションにもつながります。
転倒検出・自動通報(Series4以降)
AppleWatch Series4以降の機種は、ユーザーが転倒したことを認識し通知してくれます。
(激しく転倒した場合には、「激しい転倒を検出しました。119へ電話しますか?」と表示)
転倒後、1分間動きがない場合は自動的に119へ電話・家族へ通知を行います。
その際、ユーザーの位置情報も同時に送られます。
この機能により命を救われたというニュースもありました。
https://iphone-mania.jp/news-255408/
月経の周期記録
続いては、女性向け機能になります。
今年のアップデートにより「周期記録」というアプリが追加されました。
このアプリは月経の周期を記録する事で、妊娠可能期間の予測などが行えるそうです。
音楽再生

続いて、AppleWatchで音楽を再生する機能についてです。
AppleWatchにはスピーカーがありますが、そのスピーカーで音楽を聴くというものではありません。
AirPodsなどのワイヤレスヘッドフォンなどを接続して再生します。
AppleWatchにあらかじめ曲をダウンロードしておいたり、AppleMusicで音楽をストリーミング再生したりすることができます。
曲名検索
お店や街中で気になった音楽が流れている時、iPhoneを取り出して調べようとしている間に曲が終わってしまった・・・という経験はありませんか?
AppleWatchなら、手首を口元に近づけて「この曲は何?」と聞くだけですぐにSiriが曲名を調べてくれます。
Siriが使えない状況であれば、ShazamのAppleWatchアプリで調べる事もできます。
曲名検索なら、iPhoneよりAppleWatchの方が断然便利です。
環境音測定
WatchOS 6で追加されたばかりの機能ですが、環境音を測定し聴覚に問題があるほどの音量の場合に通知をしてくれる機能があります。
ボイスメモ
こちらも追加されたばかりの機能ですが、iPhoneには以前から搭載されていた機能であるボイスメモがAppleWatchでも使えます。
肝心な音質ですが、iPhoneには劣るもののしっかりと聞き取れる音質です。
急に録音が必要になった時に使えるでしょう。
天候の確認

AppleWatchの文字盤には時計の他に様々なウィジェット(コンプリケーションという)が登録できます。
その中でも重宝しているのが、天候に関する情報です。
朝、AppleWatchを身につけると今日の天気と気温がすぐに表示されます。
それによって、服装や雨具の準備をすることができます。
紫外線指数の確認
夏になると、天候と同じくらい気になるのが紫外線ですよね。
AppleWatchの「天気」アプリでは紫外線指数(UVI)と呼ばれる、紫外線の強さを示す数値も表示することができます。上の画像左下に3.6と表示されているものです。
AppleWatchで紫外線を測定しているわけではなく、天気アプリから取得しています。
マップ
AppleWatchにはApple純正のマップが対応しています。
AppleWatchでマップを見るというよりは、近くのコンビニを調べる時などに使えます。
また、iPhoneのApple純正マップを使用して道案内をすると、AppleWatchでも自動的に経路が表示され、右左折時には振動で通知してくれます。(画像右)
コンパス(Series 5以降)
AppleWatch Series 5以降では、コンパスに対応しています。
このコンパスがあることで、純正マップを使っている時に自分の向いている方向がわかるようになります。
株価チェック

Appleの純正アプリ「株価」に対応しているので、文字盤に株価のチャートを表示させておく事もできます。
最近では仮想通貨のチャートにも対応しています。
計算機
WatchOS6から、AppleWatchに計算機アプリが追加されました。
CASIOから計算機付き腕時計が発売されていますが、それと同じ発想ですね笑
あれ?なんかかっこよく見える・・・
iPhoneでメモを取りながら計算をしたい時など、意外と使える機能です。
iPhoneのカメラを遠隔操作
iPhoneのカメラをAppleWatchで操作する事もできます。
シャッターを押すことはもちろん、フラッシュやHDRの設定もできます。
Bluetoothの接続圏内でのみの使用となります。
集合写真を撮る時などに画角確認もできるため、役に立つでしょう。
写真を見る

基本的にAppleWatchで写真を見るということはないように思えますが、時刻表や時間割などさっと確認したいものを入れておくと便利です。
なお、文字盤に写真を表示させる事も可能で、スクリーンセーバーのように複数枚を表示させる事もできます。
iPhoneを探す
iPhoneが家の中でどこにあるかわからなくなってしまった時など、AppleWatchからiPhoneを鳴らして探すことができます。

画像左上のボタンタップでiPhoneを鳴らすことができるのですが、長押しすることでiPHoneのフラッシュを光らせるという小技もあります。
懐中電灯
AppleWatchにフラッシュはついていませんが、画面全体を光らせることでライトの代わりに使う機能があります。
また、iPhoneと異なり明るさ調整はできませんが、白色で点滅させるモードと赤い光を点灯させるモードがあります。
白色の点滅は、緊急時に存在を知らせるために使用できます。
赤色の点灯は、天体観測時にカメラや眼に影響の少ないライトとして使用できます。
iPhoneの着信音を消す
会議中などにiPhoneが大音量で鳴り出して焦ったことはありませんか?
そんな時、AppleWatchを手で覆うようにおさえるとiPhoneの通知音を消すことができます。
通知音が消えるだけで、受話を拒否するわけではないので相手に不快感を与える事もありません。
iPhoneのKeynote操作
iPhoneにはパワーポイントのようなプレゼンアプリのKeynoteが入っています。
このKeynoteをAppleWatchで操作することができます。
Keynoteは意外と優秀なプレゼンアプリなので無料だからと敬遠せず、一度使ってみてください!
※iPhoneをiPadやMacのKeynoteリモコンに設定すると、AppleWatchでiPadやMacも操作できます。
詳しくは以下の記事をご覧ください。

Macのロック解除
Macを持っている人は、起動時に毎回パスワードやTouchIDを求められますよね。
この作業を、AppleWatchで省くことができます。
AppleWatchをつけたままMacを起動(スリープ解除)すると、一瞬でロック解除されます。
※約3m以内でしか反応しません。
TouchIDを使用する前に解除されるほどの速さですので、非常に便利です。
様々なアプリの使用
AppleWatchには様々なアプリが対応しています。
以下に、便利なものを簡単にご紹介していきます。
ここからは純正アプリ以外のアプリも必要になります
雨雲接近を通知
Yahoo!の天気アプリを使うことで、雨雲の接近などの通知を細かくチェックすることができます。
iPhoneのバッテリー残量を見る
BatteryPhoneというアプリを使うことで、AppleWatchの文字盤にiPhoneのバッテリー残量を表示させておくことが可能です。
PayPayの使用
AppleWatchにはPayPayのアプリがあるため、会計のたびにiPhoneを取り出す必要がなくなります。
家電の操作
スマート家電リモコンというガジェットと組み合わせることで、AppleWatchから家電の操作が可能になります。
睡眠の質の測定・記録
AutoSleepというアプリを使うことで、睡眠の質や睡眠時間の計測を行うことができます。
星の名前・星座を調べる
NightSkyというアプリを使うことで、今見えている星を調べることができます。
Twitterの確認
Twitter純正アプリはありませんが、Chirp for Twitterなどのアプリを使うことで、Twitterを見ることができます。
乗り換えの確認
駅すぱあとというアプリを使うことで、乗り換え時に通知をくれたり終電時刻までのカウントダウンをしてくれたりします。
防災情報の通知
Yahoo!の防災情報アプリを使うことで、災害に関する情報も確認することができます。
AppleWatchのアプリに関する詳しい情報は以下の記事へ

まとめ:こんな人におすすめ
AppleWatchでできることは意外と多いです。
今回の記事でも伝え切れていない部分が多いです。
初代AppleWatchが登場したときはApple自身もAppleWatchの方向性に迷っていたようですが、今では完全に健康管理ツールとして考えているようです。
また、様々なアプリと合わせることでより便利な生活をしていくことが可能になるガジェットだと言えます。
私がAppleWatchをおすすめしたい人は、
健康的な生活を送ろうとしている人
予定管理をデジタルで完結させたい人
より便利でスマートな生活をしたい人
上記に当てはまる人です。
現在販売されているAppleWatchはSeries 3とSeires 5の2モデルです。
Series 3は19,800円からと非常にコスパのたかいモデルとなっています。
初めてのAppleWatchをお考えの方にはSeries 3をおすすめします!
以上、AppleWatchでできることのご紹介でした。
参考:Apple公式HP