Apple Musicがハイレゾ対応をするということで、それに向けた準備を進めていきたいと思います。
第1弾は、以前の記事でもご紹介したUSB-DAC『FiiO Q3』です。
開封の様子と、使い心地や聴き比べた感想をご紹介します。
開封
早速開封からいきます。中国製ではありますが、外箱から非常に質感が高いです。
内箱もあり、FiiOの文字が印字されていました。付属品は以下の通りです。
本体表面には以下のように、FiiOのロゴとHi-Resのロゴがあります。アルミ筐体でブラック塗装、マットな質感です。
背面には仕様の印字。ボリュームは電源を兼ねており、出力端子は3.5mm、2.5mm、4.4mmの3つです。反対側はUSB TypeCの入力、充電スイッチ、ゲイン切り替えスイッチ、BASSスイッチがあります。iPhone12 miniと並べてみましたが、FiiO Q3の方が小さいですね。しかし、重ねて使うとなるとiPhoneのカメラ周辺の凸と干渉するので、FiiO Q3がはみ出てしまいます。これはiPhone側になんとかしてほしい。。。
音質
記事執筆時はまだApple Musicのハイレゾ配信前なので、mora qualitasでハイレゾ音源を聴いてみました。
音源は96kHz/24bitの曲、MacからFiiO Q3、FiiO Q3からWH-1000XM4へ接続。
一部では低音が強調されるとレビューされていたので、低音が強めのWH-1000XM4との組み合わせが不安でしたが、低音が強すぎるといったイメージはなかったです。
ただ、アコギやスネアよりベース音の方がしっかりと聴こえる印象はありました。
FiiO Q3に接続することで明らかに解像度が上がります。
無線接続やFiiO Q3を経由しない有線接続では少しこもり気味の音が、はっきりとし音場も広がりました。
ハイレゾ対応ではないモニターヘッドフォンMDR-V6(インピーダンス36Ω)でも試したところ、ゲインをhigh設定にすることでしっかりと低音まで鳴らすことができていました。
使用感
FiiO Q3はバッテリー内蔵で約10時間の再生ができます。
しかし、MacなどとUSB接続をすることで据え置きで使うこともできるので私の環境ではベストでした。
サイズが小さく、重量も軽いためiPhoneと一緒に持ち運ぶのも苦ではないでしょう。
一つ気になったのは、付属してくるLightningケーブル以外ではiPhoneと接続できないということ。
Apple製のLightningケーブルでも接続できないのは謎です。
付属のケーブルはなくさないようにしなければ。
電源兼ボリュームの横にあるLEDは音源によって色が変わるのも面白いギミックです。48kHZ/24bit未満では青、それ以上では黄色になります。(充電中は赤)
WH-1000XM4について
ここでFiiO Q3で使用したヘッドフォンWH-1000XM4について感じたことを少しだけ紹介させてください。
ノイズキャンセリング対応ワイヤレスヘッドフォンとして大人気のWH-1000XM4。
今回DAPやDACを調べるにあたって、MDR-1AM2との比較も行なってきました。
価格はMDR-1AM2の方が1万円ほど安いのですが、音質に関しては圧倒的にMDR-1AM2の方が上でした。
やはり、バッテリーやBluetoothチップ、DAC、アンプ、DSEE、ノイズキャンセリングなどなど機能を詰め込んだ分割高になってしまっているのでしょう。
そこで、ハイレゾ準備その②として後日MDR-1AM2を購入して詳しくレビューしたいと思います。
まとめ
約2万円で購入できるUSB-DAC『FiiO Q3』をレビューしてみましたが、いかがだったでしょうか。
Apple Musicのハイレゾ対応も間もなくです。
より良い音で音楽を楽しみたいという方は、ぜひ試してみてください。