急激にGIGAスクール構想が推進され、生徒用タブレットが配布されたところも多いでしょう。
しかし、あまりにも急で教員側の準備が整っていない現状もあり、手探りでICT教育を進めていると思います。
そこで、ICT教育に役立つ資格を4つご紹介したいと思います。
資格取得難易度順にご紹介していきますが、導入されている機器やサービスによっては不要なものもあると思います。
Apple teacher
1つ目はApple公式の資格『Apple teacher』です。
Twitter上ではApple teacherの資格を取得している先生を多く見かけるようになりました。Apple teacherは、iPadをはじめとするApple製品を教育現場で活用するための基礎知識を有することを証明する資格です。
パソコンやスマホのブラウザ上で簡単に学習することができます。
iPadに関する講座では、基本操作からスタートし、PagesやNumbersなどのアプリ操作についても学ぶことができます。
学習後にいくつかの簡単なテストをブラウザ上で受け、合格することで認定されます。
アプリの使用方法に関してはやや難しい部分もありますが、1週間もあれば取得可能かと思います。
Apple teacer
Google認定教育者
続いて、Googleの公式資格『Google認定教育者』をご紹介します。
Google認定教育者はGoogle for Educationのサービスを活用するための知識を有することを示す資格です。
難易度によってレベル1とレベル2に分かれています。
Apple teacherと同じく、ブラウザ上で無料で学習をすることができます。
ただし、Google認定教育者の認定試験は有料で、Webカメラのついた端末を用意する必要があります。
テスト中はカンニング防止のため、カメラで監視されます。
難易度はApple teacherよりやや高く、問題文の日本語がやや難解な部分もありました。
Google認定教育者
ITパスポート
続いては国家試験『ITパスポート』です。
ITパスポートは情報技術に関する仕事をする人のための資格です。
そのため、幅広くITに関する知識を取得することができ、国家試験の一つなので履歴書等にも記載することが可能です。
しかし、情報教育に活用できる範囲は比較的少なく、IT企業に関する出題も多かったです。
教育情報化コーディネーター
最後は『教育情報化コーディネーター』をご紹介します。
教育情報化コーディネーター(ITCE)は3級〜1級が用意されており、教育現場におけるICT機器の導入や運用に必要な知識を有することを示す資格です。
比較的マイナーな資格なので、対策問題集や学習サイトはなく過去問題から自力で学ばなければなりません。
Wi-Fiの規格詳細、学校教育基本法など、専門的な内容まで出題されます。
情報主任などの先生は知っておきたいような知識となっています。
教育情報化コーディネーター
まとめ
いかがだったでしょうか
Apple teacherやGoogle認定教育者の資格は教育現場ですぐに活用できるものなので、ぜひ挑戦していただきたいと思います。
余裕のある方やさらに上を目指したい方はITパスポートや教育情報化コーディネーターも目指してみてはいかがでしょう。
Apple technicaではiPadで勉強する方法も紹介しているので、合わせてご覧ください。