「iPad Wi-Fi セルラー 選び方」のように検索すると、『Wi-Fiモデル一択!』や『セルラーモデルがおすすめ!』などといった記事が出てきます。
と思いますよね。
私の考えとしては、Wi-Fiモデルとセルラーモデルのどちらが良いかは以下のポイントによって左右されると思います。
どのモデルのiPadか
どこで使うのか
どのように使うのか
つまり、人によってどちらが良いか異なるということです。
もっと言えば、私のようにセルラーモデルとWi-Fiモデルの両方を使うということもあります。
今回は、上の4つのポイントからあなたが買うべきモデルを一緒に見つけていければと思います。
目次
Wi-Fiモデルとセルラーモデルの違い
まずは、Wi-Fiモデルとセルラーモデル双方のメリットとデメリットを思いつく限りあげてみようと思います。
Wi-Fiモデルのメリット・デメリット
まずはWi-Fiモデルのメリットからです。
ランニングコストが安い
アンテナ線がない
1番のメリットは総合的なコストが安いところですね!
本体価格は、セルラーモデルに比べて1万5千円安く、毎月の通信量もかかりません。
しかし、Wi-Fi接続等を使い、外で通信をする場合にはコストがかかることが多いです。
テザリング利用料、スマホの料金プラン格上げ、モバイルWi-Fi契約、Wi-Fiサービス契約など…ネット通信にコストはつきもの
そして、細かいメリットですが、Wi-Fiモデルは背面にアンテナ線がなく、綺麗なデザインとなっています。
また、数gの差ですが、Wi-Fiモデルの方が軽くなっています。
続いてはWi-Fiモデルのデメリットです。
GPS・コンパス非搭載
テザリング接続失敗しやすい
当たり前ですが、Wi-FiモデルはWi-Fiに接続しなければネット接続ができません。
また、GPSやコンパス(iPadの向いている方角がわかる)がありません。
よってカーナビなどとしての使用方法は不適になります。
また、Wi-Fiモデルを購入してiPhoneのテザリングで使おうと考えている方も多いと思います。
しかし、テザリング接続は一般のWi-Fi接続と異なり、失敗することが多いです。
その度にiPhoneを取り出し、インターネット共有をオンオフするのは非常に面倒です。
テザリング接続は、3回に1回ほど失敗すると思っておきましょう。
テザリング接続はかなり失敗する
セルラーモデルのメリット・デメリット
続いてセルラーモデルのメリットです。
GPS・コンパス搭載
テザリング可能
まずは、スリープ解除した瞬間からネットに接続できるというメリットが大きいと思います。
また、GPSとコンパス搭載なので、カーナビとしても利用できます。
そして、契約にもよりますがiPadでテザリング(ネット共有)ができます。
nuro mobileなら月700円で2GB、1500円で7GBも使えるので、逆にiPadからiPhoneにテザリングしてデータ節約もできます。
また、iPadはバッテリー容量も多いので長い時間テザリングができます。
続いてセルラーモデルのデメリット。
ランニングコストがかかる
アンテナ線がある
一番のデメリットはコスト面です。
本体価格が高いことはもちろん、毎月の通信費用もかかります。
ただし、スマホほどの料金はかかりません。
通話はできないので、データ通信のみの契約で済みます。
高速インターネットで有名なnuro mobileでは、2GBプランが700円で契約できます。
iPadの通信量は安い
また、Wi-Fiモデルでも述べたように、セルラーモデルには背面にアンテナ線があり、やや重量が重くなっています。
予算はどの程度か
それでは、ここからはWi-Fiモデルとセルラーモデルのどちらを買うべきかを考えていきましょう。
まず初めに、購入予算から考えていきます。
もちろん、Wi-Fiモデルを買うので精一杯という人はWi-Fiモデル一択でしょう。
しかし、この記事をご覧になっているということは、「頑張ればセルラーモデルも買える」だからこそ迷っているのでしょう。
そこで、購入時の予算だけでなく、ランニングコストも含めて考えていきたいと思います。
例として、iPad(無印)32GBモデルのWi-Fiモデルとセルラーモデルのコスト比較をしていきます!
本体価格
まずは、本体価格です。
34,800円
49,800円
その価格差は15,000円です!
この価格差は、どのiPadでも同じでした。
iPad miniでもiPadProでもWi-Fiモデルとセルラーモデルには15,000円の差があります。
ランニングコスト
続いて、本体価格以外にかかる毎月の利用料金です。
Wi-Fiモデルであれば基本的に利用料金はありません。
セルラーモデルは様々な契約プランがあるので、ここではnuro mobileの月700円の2GBプランに契約したとして計算していきます。
3年間利用した際の費用
以上の設定で、3年間iPadを利用したとします。
その場合の合計費用は・・・
34,800円+税
Wi-Fiモデルは本体価格のみですね。
78,000円+税
セルラーモデルは、本体価格49,800円に加え、nuro mobileの契約手数料3,000円と3年間の通信料金25,200円が加わります。
Wi-Fiモデルとセルラーモデルの3年間の費用差は約4万円となりました!
Wi-Fiモデルの注意点
ただし、注意点があります。
Wi-Fiモデルには一切の通信量を含めていないのです。
冒頭でも述べましたが、Wi-Fiモデルでも外出先で利用するとなると、iPhoneのテザリングやWi-Fiに接続することになります。
たくさん使う方はiPhoneのデータ通信量を超えてしまい、プランをあげたり、Wi-Fiサービス(モバイルWi-Fi)に契約したりするかもしれません。
となると、Wi-Fiモデルとセルラーモデルの費用差は縮まります。
どのモデルのiPadか
続いて、あなたが買おうとしているiPadのモデルからWi-Fiモデルとセルラーモデルを考えていきます。
これは、後述する「どこで・どのように使うのか」に関連してきます。
現在、iPad、iPad mini、iPad Air、iPad Pro 11′,12.9’の4モデル5サイズが販売されています。
結論から述べると、
iPad miniはセルラーモデルがおすすめ!
です。
iPad miniはセルラーモデル!
iPad miniは片手で掴めるようなサイズ感が魅力のiPadです。
軽さも全モデルの中で一番軽いので、持ち運びに便利なiPadです。
電車の中や出先でも使用する頻度が高くなります。
したがって、iPad miniの場合はセルラーモデルの方が使いやすいでしょう。
その他のモデルは?
iPad mini以外のモデルについては、この後の「どこで使うのか」「どのように使うのか」が大きなポイントとなりますのでそちらをご覧ください!
どのように使うのか
あなたはどのような目的でiPadを購入するのでしょうか?
仕事?動画視聴?イラスト制作?写真現像?電子書籍?
使用目的によって、Wi-Fiモデルが良いのか、セルラーモデルが良いのかが分かれます。
Wi-Fiモデルが良い使用目的
まずはWi-Fiモデルが良い(Wi-Fiモデルでも良い)使用目的から具体例を紹介していきます。
①イラスト制作
現在販売されているiPadは全てApplePencilに対応しているため、ペンタブのように使用することができます。
ProcreateやAffinityDesignerなどのアプリを使ってイラスト制作を目的に購入する方も多いでしょう。
そのようなイラスト制作の場合、ほとんどネット通信を必要としません。
必要な画像が急に必要になってもテザリングで事足りる範囲でしょう。
②写真編集・現像
一眼レフカメラなどで撮影したRAWデータをiPadの大きな画面で編集・現像したいという人もいるでしょう。
この場合もネット通信は必要ありません。
カメラからデータをiPadにコピーする場合も、カメラのWi-Fiに接続するので問題ありません。
SNSにアップしたいのであれば、スマホにAirDropで転送してからアップできます。
スマホの方がSNSは使いやすいですしね!
③電子書籍の閲覧
無料漫画アプリなどではなく、しっかりと電子書籍を読みたい場合は事前にiPadにデータを保存しておくことができるのでネット通信は不要です。
おすすめは、AmazonのKindleです。
Kindle Unlimitedなら月980円で読み放題です。(初月無料)
一部事前ダウンロードができないサービス等もあるので注意は必要です。
セルラーモデルが良い使用目的
続いて、セルラーモデルの方が良い使用目的例をご紹介していきます。
①動画視聴
外出先で映画を見ることはあまりないと思いますが、暇な時にYouTubeを見るためにiPadが欲しいと考えている方もいると思います。
出先でiPadで動画を視聴するには、長時間にわたってネット通信を必要とします。
もしWi-Fiモデルでテザリングで使用するとなると、スマホのバッテリーが急激に減少していきます。
発熱量も多いので、充電しながらの利用も避けておきたいところです。。
さらに、冒頭でも述べましたがテザリングは接続できないことも多いのでストレスになること間違いなしです。
スマホの料金も高くなるので、iPadのセルラーモデルに格安データSIMを入れることをおすすめします。
②仕事目的
仕事でiPadを活用したいと考えて購入される方も増えてきています。
では、仕事でどのように使うのでしょうか?
メモや写真撮影程度であればWi-Fiモデルで良いと思います。
しかし、メールのやり取りやスケジュール管理等も行うとなると、すぐにネットにつながるセルラーモデルが良いです。
職場のネットに接続できるようでしたらWi-Fiモデルでも良いかもしれませんが、出張や外回りの多さも考慮しましょう!
③ガラケーと2台持ち
ガラケーとの2台持ち、という人もよく見かけます。
ガラケーからテザリングできるモデルも多いですが、やはりバッテリー問題と携帯側の料金に大きく影響してしまうのでおすすめできません…
やはり、iPadはセルラーモデルを購入し、格安SIMがベストだと思います!
どこで使うのか
最後に、どこでiPadを使うのかについて考えていきます。
自宅で使う
まずは、自宅でのみ使用する場合です。
これは言わずもがな、Wi-Fiモデルで良いでしょう!
もちろん、自宅にWi-Fi環境がある前提です。
職場で使う
続いて、職場で使う場合です。
先ほど仕事で使うことについて触れましたので、重複する部分もありますが、職場のネットに接続できるのであればWi-Fiモデルでもいいと思います。
ただし、営業先でもよく使うという場合にはセルラーモデルの方が良いかもしれません。
カフェで使う
カフェで作業をしたいと思っている方はWi-Fiモデルでもいいかもしれません。
なぜなら、カフェにはWi-Fiがあるからです。
ただし、フリーWi-Fiではなく、契約をして安全で高速なWi-Fiを利用することをおすすめします。
どのカフェを使うかによって契約すべきサービスも変わると思うので、調べてみてください!
外出先で使う
自宅と職場以外でも持ち歩くことが多いのであれば、セルラーモデルの方が使い勝手が良くなります!
スマホを忘れてしまった!というときの連絡手段にもなります。
そんなことないでしょ!と思われるでしょうが、過去に何度かiPadに救われたことがあります。笑
今ならWi-Fiモデル+Rakuten miniが圧倒的にお得
以下の記事で紹介していますが、現在楽天モバイルが独自に販売しているRakuten miniというスマホが1円で購入できます。
このRakuten miniを契約し、Rakuten UN-LIMITという1年間無料でデータ使い放題のプランに契約すれば、1年間はタダでWi-Fi環境が手に入ります!
まとめ
結局最後まで、どちらが正解!ということは言えませんでした。
iPadを購入しようとしといるあなたが、どこでどのように使うのかが最大のカギです。
自分がiPadを使っている様子を想像して、自分に最適なモデルを選択しましょう!