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6月のWWDCで発表されたAppleTV+というサブスクリプション制の動画配信サービスが先日からスタートしました。
動画配信サービスとしてはかなり後手に回った感はありますが、果たしてどんなサービスなのか、他のサービスと比較しながら見ていきたいと思います。
目次
AppleTV+とは
AppleTV+はAppleが企画・撮影・配信を行うサブスクリプション制(月額定額制)動画配信サービスです。
Apple製品であるAppleTVとは別物です。
料金は以下の通り
iPhone、iPad、iPod touch、MacまたはAppleTVを購入すると1年間無料
AppleMusicの学生プラン加入者は無料
視聴できるデバイスは以下の通り
iPad
iPod touch
AppleTV
Mac
PC(Windowsでも可)
AirPlay2対応テレビ
どんな作品があるの?
AppleTV+に登録するとどんな作品が見られるのか、現在の時点で発表・公開されている作品をご紹介します。
ザ・モーニングショー
朝のニュース番組の内幕を暴く物語。
主演はリース・ウィザースプーン、ジェニファー・アニストン、スティーブ・カレル。
アメリカの朝の顔を務める人たちを通して、現代の職場をあけすけに描くドラマ作品。
SEE ー暗闇の世界ー
ウイルスによって人類は絶滅寸前に追い込まれ、生き残った者たちも視覚を失った。
それから数世紀後、ジェイソン・モモア演じる主人公のもとに、今や幻想とかしていた見る力を持った双子が生まれ、彼は視覚を恐れる女王から自身の部族を守らなければならなくなるという物語。
ディキンスン 〜若き女性詩人の憂鬱〜
ヘイリー・スタインフェルド扮するエミリ・ディキンスンは、詩人、娘、そして完全なる時代の反逆児。これは、世界一の詩人になると心に誓った彼女の成長物語。
フォー・オール・マンカインド
直訳すると「全人類のために」というこのタイトル。これはNASAの宇宙飛行士のワッペンにも記されている言葉ですね。
あの時、もしも世界農宇宙開発競争が終わっていなかったとしたら。
ロナルド・D・ムーアが架空の歴史の世界で描く、時代の英雄と称えられ熱狂的な注目を集めるNASAの宇宙飛行士たちと、その家族の物語。
スヌーピー 宇宙への道
先ほどと同じ宇宙ものですが、一気にテイストが変わります。
NASAの宇宙飛行士になったスヌーピーと宇宙に飛び立とう。
チャーリー・ブラウンとピーナッツの仲間たちと力を合わせ、国際宇宙ステーションの指揮を取るスヌーピー。月だけでなく、さらに遠くの宇宙までへも大冒険。
象の女王:偉大な母の物語
家族と勇気と帰郷を描いた壮大な旅が、今始まる。象の群れを率いる誇り高きメスのリーダー、アテナは、家族と共にアフリカの過酷な地を大移動する。英語ナレーションを務めたのはキウェテル・エジェフォー。トロント国際映画祭およびサンダンス映画祭の正式招待作品。
HELPSTERS 〜お助けモンスターズ〜
コーディたち「ヘルプスターズ」は、困っている人たちをお手伝いするのが大好きなモンスター。パーティの計画や山登り、マジックの練習など、どんな問題も「ヘルプスターズ」にお任せあれ。作戦を立てればなんだってできる!
ゴーストライター
幽霊が近所の書店に取り憑き、本の登場人物を現実世界に解き放ち始めてしまった。
幽霊が何をこの世でやり残したのかを突きとめるため、4人の子どもたちが力を合わせて不思議な謎を解き明かさなければならない。
サーヴァナント ターナー家の子守(近日公開)
M・ナイト・シャマラン製作。
耐え難い悲劇に見舞われてしまったフィラデルフィアの夫婦。深い悲しみに引き裂かれる二人は、彼らが住む家へ奇怪な何かを引き寄せてしまう。
真相 – Truth Be Told(近日公開)
犯罪ドキュメンタリー系ポッドキャストをめぐる深い闇。
ある殺人事件をきっかけに全米で名を馳せたポッドキャスターのポピー・パーネルは、新たな証拠に突き動かされ、事件を洗い直すことに。彼女は自分の誤った後押しが原因で刑務所送りになったかもしれない男と対面することになる。
ハラ(近日公開)
郊外に住む普通のティーンエイジャーとしての自分と、伝統的なイスラム教徒の家庭で育った自分との間で葛藤する、17歳のハラ。
そんな彼女がようやく本当の自分らしさを手に入れようとした時、家庭崩壊に繋がりかねない重大な秘密を知ってしまう。
以上11作品でした。
もう一つ作品がありますが情報があまりないためご紹介できませんでした。
お子さん向けからサスペンスものまで幅広いですね。
他のサービスと何が違うの?
hulu、Netflix、dTVなどの他のサービスからだいぶ遅れてスタートしたサービスですが、果たして他のサービスに敵うのでしょうか。比較をしていきましょう。
Apple TV + | Hulu | Netflix | dTV | Amazon prime video |
|
月額料金(税込) | 600円 | 1026円 | 1320円 スタンダードプラン |
540円 | 500円 年間4900円 |
作品数 (11月2日) |
12 | 5万以上 | 非公開 | 約12万 | 約1.5万 |
事前ダウンロード | ○ | △ | △ | △ | △ |
料金で比較すると、Amazonがダントツでお得です。Amazonの場合はprime会員なので動画だけでなく、Amazonでの配送優遇やAmazonMusicなどのサービスも利用可能になります。
作品数で驚いた方もいると思いますが、Apple TV+はオリジナル作品のみの配信となります。その他の映画見放題などはありません。
つまり、毎月600円払っても今は12作品(正確には11月2日現在:8作品)しか見られません。ここが一番のデメリット。
Netflixなどもオリジナル映画を配信していますが、他の配給会社の映画も多く配信しています。
事前ダウンロードもApple TV+だけ“○”なのは全て自社作品だからですね。他サービスはいろんな配給会社の映画を扱っているため、どうしてもダウンロードできないものがあります。
したがって、いろんな映画が見たい人は他サービスに契約しましょう。
新しくiPhone買ったなら試してみる価値はあり!
これだけの差があるので普通に見たら勝ち目がありません。
しかし、このサービスを展開しているのがAppleというのが最大の武器になります。
Appleは数々のデバイスを製作しています。
日本におけるスマートフォン市場の約半数はiPhoneと言われています。(NTTドコモ モバイル社会研究所調べ)
iPadもタブレット市場のうち約40%を占めているようです。(2018年:株式会社MM総研調べ)
さらに、iPhoneユーザーは2年ごとに機種変更する人が多い点も重要です。
なぜなら、このApple TV+はApple製デバイス購入から1年間は無料だからです。
他のサービスであれば普通長くても無料期間は1ヶ月でしょう。
Apple TV+も普通であれば無料期間は7日間のみです。
この1年の間に顧客を獲得し、その間にコンテンツを量産していく・・・というのがAppleの狙いなのでしょうか。
以上、Apple TV+の紹介でした。
新しくiPhoneやiPadなどを購入した方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。
なお、購入・アクティベートしてから3ヶ月以内の登録など、細かい条件もありますので詳しくはApple公式HPでご確認ください。
個人的には「SEE」と「オール・マンカインド」が面白そうだなと思っています。