AppleMusicのハイレゾ配信がついにスタートしました。
前回の記事で、iPhoneからハイレゾ音源を再生するためにDACのFiiO Q3を購入したというご報告をしました。
今回はその続編、ヘッドフォンの紹介です。
SW-HP100を購入
前回の記事の中で、SONYのMDR-1AM2を購入すると書きましたが、今回購入したのはSOUND WARRIORのSW-HP100です。
SOUND WARRIORは聞き慣れないメーカーだと思いますが、プロユースのオーディオ機器を販売している日本のメーカーです。
MDR-1AM2からSW-HP100に心変わりした理由は後半に書いています。
それでは早速開封していきます。
開封
プロユース向けということもあり、非常に簡素な梱包です。同梱品は2極2.5mm⇨3.5mmのケーブルと3.5mmを6.3mmに変換するアダプターです。
本体はマットな質感のプラスチックで、重さは約220gです。決して質感が高いとは言えませんが、この外装は他の機器を傷つけないようにとの配慮がされているとのことです。
右側にはMADE IN JAPANの刻印があります。イヤーパッドが特殊な形状で、耳の下部を包み込むようになっています。オンイヤー型ですが、側圧は強くなくイヤーパッドの形状も相まって装着感はとても良いです。ケーブルはリケーブル可能です。
半開放型ですが音漏れはそこまでないので、外での使用も可能だと思います。
購入までの成り行き
実は先日、近くのeイヤホンさんにMDR-1AM2やゼンハイザーのヘッドフォンを試聴しに行ってきました。
そこで、MDR-1AM2はもちろん、ゼンハイザーのHD560S、HD599、HD660Sなども試聴したのですが、その中ではHD560Sが一番好みの音質で、その時点でMDR-1AM2は選択肢から外れてしまいました。
心の中ではHD560Sの購入を決め、リケーブルをどうしようか迷っていたところ、ある店員さんから
とアドバイスをいただきました。
価格帯は3〜5万円で、デザインもそれなりに重視していたので、1万5千円ほどでお世辞にもかっこいいとは言えないそのデザインを見て、
と思いました。
しかし、再生してすぐにその考えは変わることに。
音質レビュー
試聴はiPhoneにFiiO Q3を接続し、mora qualitasから再生しました。
SW-HP100は試聴したどのヘッドフォンより解像度が高く、私の好きなアコースティックギターの弦の鳴りは目の前で演奏しているかのようでした。
YOASOBIの楽曲を96kHz/24bitで再生してみると、ヴォーカルの細かい喉の震えまで伝わってきました。
HD660Sで感じた低音域の分離感の低さもなく、HD560Sのような高音域の刺さり感もない。
全ての音域がバランスよく、解像度も高い。
そして半開放型ということもあり、音場も広い。
まとめ
私はモニターヘッドフォンのようにとにかく解像度(分離度)の高いものが好みで、(CD900STの海外一般向けモデルとも言われる)MDR-V6やMDR-EX600(どちらも生産終了)などを愛用してきました。
私と同じように、とにかく解像度を、とにかく正確な音を求める人には最高のヘッドフォンだと思います。
ヘッドフォンの中では比較的安価な部類に入ると思うので、初めてのハイレゾ、初めてのモニターヘッドフォンにも最適です。