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【新学期】教室になんでもかんでも掲示するのは今すぐやめるべき!

教室掲示術

いよいよ新学期が始まりましたね。

この時期、教室は1年で一番綺麗な状態だと思います。

ロッカーも壁も黒板も、無駄なものがなく、最小限に抑えられているのではないかと思います。

しかし、1年後には物だらけ、掲示物だらけになりますよね・・・

もちろん、教室掲示はとても大切な役割がありますので、有効活用しない手はありません。

ただし、一歩間違えると逆効果にもなりうるので、教室掲示をする上で気をつけるべきことを 図を用いてご紹介していきたいと思います。

ポイント1:掲示物を精選するべし

後ろ黒板
まず、教室に掲示するものといえば何を思い浮かべるでしょうか?

・・・

学級通信・学年通信・保健だより・給食だより・給食献立表・カレンダー・学級目標・学年目標・学校教育目標・・・

そのほかにも、各行事の目標や記録、子どもたちの作品などなど・・・

さらに、ちょっとした連絡プリントや広告ポスターなど、挙げたらキリがありません。

なので、あらかじめスペースを決めておき、そのスペース内で収まらなければ諦めましょう

どうしても掲示したければ、代わりに掲示物を1つ取りましょう。

このように、際限なく掲示していくのではなく、最初から制限をつけておくことで、乱雑とした掲示になりません。

ポイント2:掲示期限を決める

学校教育目標や学年目標などは通年で掲示するものになります。

しかし、子どもの作品や広告ポスターなどは通年で掲示する必要はありません。

1学期の学習内容の掲示物であれば、1学期終了時に子どもに返しましょう

さらに、広告ポスターなどは1週間も掲示すれば十分です。

私は、その場で紹介するだけで、しっかりと掲示することはありません。

ポイント3:掲示スペースを区切る

今までのポイント1と2は、教室が掲示物で乱雑しないようにするためのものでした。

教室が乱雑していると、子どもたちの集中力も下がるからです。

ポイント3では、さらに子どもたちの学習効果を高めるための掲示方法をご紹介します。

それは、

教室を前後で区切って掲示すること

です。

どういうことかというと、教室の前半分(黒板側)と後ろ半分で掲示物の種類を変えるということです。

教室の前半分に図工の作品があったらどうなるでしょう?

給食の献立があったら?

つまり、学習に関係するものを前半分に、それ以外を後半に掲示することが最大のポイントです!
掲示物配置図
学習に関するものと言っても、先ほどの図工の作品はNGです。

ここでは、授業で使う掲示物を指します。

例えば・・・

・算数コーナー
・漢字コーナー
・地図コーナー

などが挙げられます。

そして、これらの掲示物を授業中にどんどん活用することが大切です。

掲示物によって集中力が落ちるどころか、故意に視線を動かすことで、集中力を高めることもできるのです。

おまけ

黒板
おまけで、黒板についても話しておきたいと思います。

みなさんは黒板に「日付・日直名」を書いていますか?

左端には、「未提出者」なんてないですか?

日付はともかく、左端にプリント類を掲示したり、未提出者の名前を記載するのは絶対にNGです。

ではどうすればいいのか?

私は、A4サイズのホワイトボードに日付や日直名を記入し、教師机に置いています。

教室の後ろに黒板があれば、そこに記入します。

そうすることで、集中できるようになり、黒板を最大限活用できることにもなります。

まとめ

こうした掲示物のちょっとした工夫で、教室の雰囲気や授業への取り組みが変わることがあります。

新学期がスタートした、今だからこそ見直してみませんか?