まもなくAmazonのプライムデーが開始となりますが、そのセール対象でもあったRAVPowerがAmazonから追放になったと発表されました。
理由は不正レビューか
Amazonは明確な追放理由を公表していませんが、不正レビューが原因だと考えられています。
Amazonは2016年にインセンティブ付きレビュー(レビューすることで割引などの特典を与える行為)を禁止しています。
アメリカのAmazonにおいて、RAVPowerはレビューの代わりにギフトカードを提供していたことで、追放されたと思われます。
Following my fake review story, listings for Amazon-native electronics brand RAVPower are gone.
The company offered $35 gift cards for reviews on a product that was sold directly by Amazon itself. RAVPower acted as a wholesale vendor on that listing.https://t.co/6nazZZ5Wtb pic.twitter.com/znp9u48YHV
— nicole nguyen (@nicnguyen) June 16, 2021
現在、RAVPowerの商品ページに移動すると、下図のようにエラーが表示される。
充電器などで有名なRAVPower
RAVPowerは窒化ガリウムを用いた小型急速充電器などでシェアを拡大しており、品質も非常に高いことで評価が高いメーカーです。
私自身もいくつものRAVPower製品を使用していますが、品質の高さと価格の安さが絶妙で気に入っています。
RAVPowerの運営元であるSUNVALLEYはAmazonに対し不服申し立て、販売再開を目指すとしています。
同様にTaoTronicsなども追放
RAVPowerと同様に、オーディオや家電を販売しているTaoTronics(RAVPowerと同じSUNVALLEYが運営)もAmazonから追放となっています。
いずれも不正レビューが原因と思われます。
近年Amazonのレビュー品質が問題視される
コロナウイルスの蔓延に伴い、Amazonで買い物をする人も増えてきています。
同時にさくらレビューも問題視され、さくらチェッカーなどのツールも開発されています。
今回は販売元によるインセンティブ付きレビューが原因ですが、第三者にさくらレビューを依頼して意図的に評価を上げる行為への対応も強化してほしいですね。
情報元:The Verge