Apple Watch Series 4で心電図測定機能(ECG)が搭載され、発表会の時に興奮したのを今でもよく覚えています。
しかし、その後の発表で認可の下りている国でしか使用できない機能であることがわかりました。
医療機器や医薬品の認可に慎重な日本では当然認可がおりず、使用できないと知り落胆していました。
そして2021年1月22日(金)、ようやく日本でも心電図アプリ解禁の公式発表がありました。
一足先に心電図アプリを使用していたので、簡単な使い方をご紹介します。
注意事項
まず初めにこのような注意事項が表示されます。
こちらは、iPhoneのヘルスケアアプリにある心電図測定に関する注意事項です。
心電図の仕組み
iPhoneのヘルスケアアプリでは、上図のような説明がされています。
Apple Watchには心臓から出る微弱な電気を検知するセンサーが、心拍センサーの周りとデジタルクラウンに搭載されています。
Series 4からは腕に接する部分のセンサー形状が変わっているのはそのためです。
この2つのセンサーで心電図を測定しています。
心電図の測定方法
心電図を測定するには、心電図アプリを開き、デジタルクラウンに指を当てて30秒間測定することで完了します。
実際に測定してみたので、以下の動画をご覧ください。
測定結果
心電図の測定結果は、AppleWatch上にすぐに表示されますが、あとは自動的にiPhoneに転送されます。
転送されたデータはiPhoneのヘルスケアアプリで確認ができます。
以下が、実際に測定した結果になります。
また、この結果は医師に提出できるようにPDFに出力できます。
PDFに出力されるデータは以下のようなデータです。
結果についての理解
簡単に結果が得られるわけですが、医療に詳しくない人からすると、この結果は良いものなのかどうかの判断が難しいと思います。
そこで、ヘルスケアアプリには、各結果の説明もあります。
一つずつ全てご紹介します。
まずは、洞調律について
この、洞調律という言葉すら初めて聞いたのですが、どうやら問題ない通常の心電図であるということのようです。
続いて、心房細動について
説明が長いですが、心房細動は聞いたことのある人が多いと思います。
続いて、低心拍高心拍について
心拍数に関係した項目ですね。
最後に、測定不能について
測定中に少しでも腕を動かすと測定が乱れてしまうなど、心電図測定はシビアです。
書かれている事項に注意してくださいね、ということのようです。
まとめ
世界中に心電図アプリによって救われた人がたくさんいます。
ようやく日本でも解禁されたことで、Series4以降のApple Watchの価値が一気に高まりましたね。
Series3以前の機種で我慢していた人は絶好の買い替えチャンスかもしれません!