10月19日にAppleから新型のMacBook Proが発表されました。
昨年発売されたM1チップをより高性能に進化させた、M1 PROとM1 MAXが搭載されました。
しかし私はこのタイミングで、あえて旧型のM1チップ搭載13インチMacBook Proを購入しました。
今回の記事では以下のポイントについてまとめていきたいと思います。
新型MBPは誰に向いているのか
AirとProどちらがおすすめか
目次
なぜM1 MacBook Proを買ったのか
私がM1 MacBook Proを購入した理由は、新型MacBook Pro14インチの以下3つの点がデメリットに感じたからです。
スペックが高すぎる
デザインが好みじゃない
価格が高い
画像:Apple公式より引用
先日新型MacBook Proの噂をまとめる記事を上げましたが、ある程度価格が上がることは想定していました。
そして発表された価格は14インチの最安モデルで222,800円でした。
私はM1のRAMに不満があり、RAMを32GB、SSDも1TBにカスタムする予定だったので、最安でも282,200円となります。画像:Apple公式より引用
M1 Mac miniとIntel MacBook Proを資金源にするつもりでしたが、明らかに足りないので断念する大きな要因となりました。
スペックが高すぎる
画像:Apple公式より引用
新しく搭載されたM1 PRO、M1 MAXというCPUは、昨年あまりの高性能さに騒がれたM1の約2倍、Mac Pro(Xeon W-3235)と同等の性能と言われています。
GPU性能もM1チップの2倍以上、旧型MacBook Pro 16インチの最上位モデルを上回るとされています。画像:Apple公式YouTubeより引用
M1チップでも、簡単な4K動画編集は難なくこなせていたので、その高性能さがうかがえます。
私は主にブログ作成、簡単な4K動画編集、RAW写真現像、イラスト制作程度でしか使用しないので、明らかに持て余します。
正直、RAMさえ32GBにできればM1チップで十分すぎるくらいです。
デザインが好みじゃない
画像:Apple公式より引用
これは人それぞれの好みの問題なので、新型MacBook Proのデザインが好きな人、既に購入済みの人を否定するつもりは一切ありませんので、ご了承ください。
私は、2016年から販売されている以下のMacBookのデザインがとても好みです。画像:Apple公式より引用
新型MacBook Proはディスプレイ側はかっこいいなと思ったのですが、底面側の丸っぽいデザインに野暮ったさを感じてしまいました。
HDMIポートの搭載などを考えると仕方のないデザイン変更だとは思いますが、個人的に旧型の方がスタイリッシュで好みです。画像:Apple公式より引用
廃止されたTouchBarもカスタムすることでそれなりに優秀なツールになるので、TouchBarを残しつつファンクションキーを追加でも良かったのではと思います。
MagSafeについては、USB-Cで高速充電できるので正直要りません。
ケーブル1本で、充電、外部モニター接続が行える便利さも無くなります。
新型MacBook Proは誰に向いている?
画像:Apple公式より引用
では、結局新型MacBook Proは誰向けなのか。
私の考える答えは、
です。
昨年登場した、M1チップ搭載13インチMacBook Proは”Pro“という名前を冠していながら、ほとんどMacBook Airと同じスペックでした。
M1チップで いくら4K動画が編集できるといっても、本格的に編集する方やCG作成などを必要とする“プロ”にはスペック不足でした。それが今回の新型MacBook Proでは、まさにプロ用のスペックを備えてきたというわけです。(一部では未だにスペック不足と言われることもありますが)
本職で動画編集、画像編集、CG作成などをされる方にとっては、待望のMacBook Proなのではないでしょうか。
AirとProどちらがおすすめか
M1 MacBook Proを購入したとツイートしたところ、MacBook Airでも良いのではないかとの意見をいただきました。
前述した通り、MacBook AirとMacBook ProはCPU、GPU共に全く同じ性能です。
しかし細かいところで以下のような差があります。
ProはTouchBarあり
Airはファンレスモデル
画像:Apple公式より引用
MacBook Airには冷却ファンが内蔵されていません。
M1チップは発熱が少ないですが、高負荷作業を続けていると発熱してきます。
その結果、熱を下げるためにCPUの性能を落とす“サーマルスロットリング”が起こります。
発売直後にいくつかの動画で、MacBook Airのサーマルスロットリング問題が取り上げられていましたので、心配な方はMacBook Proをおすすめします。
ProはTouchBarあり
2016年に搭載されたTouchBarは数々の不評を受けてきました。
そんなTouchBarが、MacBook Airには搭載されていません。
TouchBarが嫌いなためにMacBook Airを選ぶ人もいるとかいないとか。
私はTouchBarにCPU稼働率やRAM使用率を表示したりして活用しているので、TouchBarありで問題ありませんでした。
その他
価格差については、冷却ファン、TouchBarの搭載によってProは価格が3万円ほど高くなります。
またProの方がわずかに重く、体積も大きくなります。
したがって、少しでも安いモデルが欲しい人、携帯性重視の人にはMacBook Airをおすすめします。
まとめ
イベントの前から新型MacBook Proを買うと豪語していたわけですが、結局は資金不足とデザインの好みによって旧型を購入したという話でした。
本当に高いスペックを求めている人以外は、M1 Macで十分なスペックですので、この記事を参考にしていただければ嬉しく思います。