最近では、SNSに動画を投稿する機会が増え、動画編集を始める人が多くなってきています。
ただ、多くの人はパソコンで本格的な動画編集をする時間がないのではないでしょうか。
可能ならスマホで、テンプレートなどを使って簡単かつ高クオリティな動画を作れるアプリが欲しい、という方がほとんどかと思います。
そんな方におすすめできるSNS向け動画編集アプリの『Filmora』です。
Shenzhen Gexiang Technology Co., Ltd.無料
目次
Filmoraの概要
Filmoraは、株式会社ワンダーシェアーソフトウェア開発の動画編集アプリケーションです。
執筆時点で150以上の国で、8,000万件を超えるダウンロード数を誇ります。
App Storeの評価も脅威の5,000件以上のレビュー、5点満点中4.6点という高評価を受けています。
Windows PCやMacで使用する本格的な動画編集アプリ、「Filmora」をスマホやタブレットでも気軽に使えるようにしたもので、パソコンで動画編集をしていた人なら一度は聞いたことのあるソフトだと思います。
- 大量のテンプレートから簡単に作成可能
- 顔補正やARなど さまざまなカメラ機能搭載も搭載
- PCの動画編集ソフトのような本格的な動画編集も可能
- BGMや効果音も収録
iOS(iPad OS)版と、Android OS版のアプリが提供されており、どちらも基本無料で使用できます。
有料版と無料版の違い
前述の通り、Filmoraは基本的に無料で使用できますが、全機能を利用するには有料のProプランに契約する必要があります。
有料のProプランの価格は以下の通りです。
月間プラン | 年間プラン | 永久ライセンス | |
iOS | 960円 | 5,000円 | 9,800円 |
Android | 320円 | 2,200円 | 3,150円 |
有料のProプランに加入することで、さらに多くのテンプレートやスタンプなど以下の機能を利用できます。
有料版 | 無料版 | |
広告 | なし | あり |
ロゴの透かし | なし | あり |
ステッカー/フィルター | すべて | 制限あり |
BGM・効果音 | 10,000曲以上 | 一部のみ |
クラウドストレージ | 1GB | なし |
動画の長さ・レイヤー数 | 制限なし | 制限あり |
有料プランも最初の3日間は無料で体験でき、期間中の解約であれば費用はかからないので、ぜひ一度試していただければと思います。
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初心者でも簡単に動画編集できる
数秒〜数十秒の動画を頻繁にSNSに投稿することが多くなってきたため、動画編集にはあまり時間をかけずに作成したいという方が多いのではないでしょうか。
スキル的にも難しい編集はできないという方が多いと思います。
でもこだわりの動画を作りたい、映える動画を作りたいというのが本音ではないでしょうか。
豊富なテンプレートから簡単作成
FilmoraはSNSに特化したテンプレートが豊富で、SNSを見るようにテンプレートを選ぶことができるUIが特徴です。
テンプレート選択後は、使いたい写真や動画を選ぶだけで自動的にはめ込んでくれて作成が完了します。
背景の削除なども全て自動なので、まさに選ぶだけ。
テンプレートにはあらかじめBGMや効果音が入っており、BGMを選ぶ必要もありません。
動画を作成したらそのままInstagramやYouTube、TikTokなどのSNSへ投稿できます。
カメラ機能も充実
Filmoraはカメラ機能も充実しており、別のカメラアプリで撮影してから編集ソフトに移行、といったことは不要です。
顔補正やフィルターなど、リアルタイムで確認しながら撮影が可能で、Filmoraだけで撮影から編集まで完結します。
上図のように顔をトラッキングした3Dのアニメーションなどもあり、友人と一緒に撮影をするのも楽しそうです。
また、以下のようなアニメーション付きのスタンプも豊富で、これだけでも高クオリティの動画が作れてしまいます。
本格的な動画編集も可能
私は普段からAppleのFinal Cut Pro Xを使用して動画編集をしていますが、Filmoraでもかなり近いレベルの動画編集が可能です。
タイムライン形式で編集
前半に紹介した動画制作方法は、テンプレート選択⇨素材選択するだけという非常に簡単な方法でした。
しかし、もう少しこだわりたいという方にもFilmoraはおすすめできます。
Filmoraではプロジェクトとして、本格的な動画編集ソフトのようにタイムライン上に素材を並べて編集することもできます。
- テンプレートから作成
- タイムライン上に素材を配置
- テキスト挿入
- トランジション挿入
- BGM・効果音挿入
- 再生スピード調整
- PinP
- 逆再生
- 映像の色調調整など
テキストに関してはフォントも豊富で、BGMや効果音は有料サービスの契約が不要になるレベルの品質です。
また、タッチ操作に最適化されていて、簡単にテキスト等の位置調整ができるので使いやすいですね。
PinPという動画の上に動画を重ねたり、動画の再生速度を調整したりといった高度な編集もできます。
詳細な編集ができる一方で、こちらにもテンプレート(プロジェクトデモ)がいくつか用意されているので、ステップアップしたい人もつまずくことなく作成できます。
こだわった編集をしたいけれど、1から全て作るのは難しいという人は、プロジェクトデモからスタートして動画の置き換えだけでもよし、+αでこだわってもいいのかなと思います。
実際にプロジェクトデモを使用して作成した動画をご覧ください。
こちらの動画はテキストを少しいじっただけなので2〜3分で作成できました。
動画素材の入れ替えも簡単なので、このような高クオリティの動画も作成できてしまいます。
プロジェクトデータが残る
一度製作した動画の編集データは消えてしまうアプリが多い中、Filmoraはしっかりと編集データが残るので、続きから製作し始めることが可能です。
また、以前作った動画をもとに新しい動画を制作することもできるので、非常に効率的に製作ができます。
プロジェクトデータはデバイス本体の他、有料プランに契約するとWonder Shareのクラウドにも保存することができ、iPadなど異なるデバイスでも編集を引き継ぐことができます。
使い方動画も
ただ、やはり初心者の方がタイムライン上で1から動画を作るのは大変なことだと思います。
そんな方のために、Fimola公式YouTubeチャンネルでは使い方動画を用意してくれています。
日本語でわかりやすくまとめてくれており、さまざまな動画が投稿されているのでぜひチェックしてみてください。
有料プランでも実はお得
Filmoraの全素材を利用するには有料プランに加入する必要があり、iOSの場合は月間417円の年間プランや9,800円の永久ライセンスを購入する必要があります。
正直、スマホアプリとしてはやや高額な部類かと思います。
ただし、動画編集ソフトは高額なものが多く、私がパソコンでメインに利用しているFinal Cut Proは約5万円です。
さらに著作権フリーの音楽素材を月2,000円ほどのサブスク契約、アニメーションなどのテンプレを1つ数千円〜数万円で購入しています。
一方、FilmoraであればFilmoraだけあれば全て完結するので、かなりの金額を節約することができます。
Filmora | その他編集ソフト (Final Cut Pro) |
|
本体価格 | 月417円〜 | 48,800円 |
BGM | 10,000種類以上 使い放題 |
月2,000円ほど |
エフェクト/フォント等 | 使い放題 | 1つ数千円〜 |
もちろん、本格的な編集ソフトの機能性の高さには及びませんが、SNSにアップする程度の動画編集であれば十分だと思います。
逆に、無料の動画編集アプリもたくさんありますが、テンプレートやBGMはほとんどなく、作成に時間がかかったりBGMを探してくる必要があったりします。
そういったことも含めてFIlmoraはおすすめできるアプリとなっています。
まとめ
スマホで動画編集できるアプリ『Filmora』をご紹介していきましたがいかがだったでしょうか。
テンプレートでサクッと高クオリティの動画を作成してSNSにアップするもよし、プロジェクトからプロレベルに凝った動画を作るもよしの万能動画編集アプリでした。
基本は無料で利用できるので、気になった方はぜひダウンロードして試してみてください。
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